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債券を知りたい!

債券を知りたい

債券とは?

債券とは、発行体が投資家からお金を借りた時に発行する借用証書に近いものです。

債券のイメージ(企業が3年・2%で100万円を調達した場合)

債券のイメージ(企業が3年・2%で100万円を調達した場合)

債券投資のイメージ(投資家が3年・2%・100万円の債券を購入した場合)

債券投資のイメージ(投資家が3年・2%・100万円の債券を購入した場合)

Point1

債券を発行して資金を調達する国や企業などを発行体という。

Point2

債券には、発行体が借りる金額(額面金額)、借りる期間(満期日)、支払う金利(クーポン)など、約束事が書かれている。

Point3

債券に投資するという事は、投資家が債券を購入して、発行体に資金を貸すことで、一定期間ごとに金利を受け取り、満期に額面金額が返済されるというインカムゲイン重視の資産運用である。

豆知識

インカムゲインとは、
資産を保有することによって得られる利益のことである。

債券投資では、クーポン(利子)であり、クーポンは、企業がデフォルトしない限り、業績や景気に依存せずに支払われる。一方、株式投資では、配当金であるが、配当金は、業績や景気次第で変動し、支払われないこともある。

キャピタルゲインとは、
債券や株式などの保有資産を売買することによって得られる売買差益のことある。

債券の分類

債券には様々な種類があり、それぞれ利回りは異なります。

債券の分類1
債券の分類2
債券の分類3
債券の分類4

米国での債券利回りの相対比較のイメージ

米国での債券利回りの相対比較のイメージ

(注)発行体ごとの信用力により格付が異なるため、
分類が同じでも、格付が同じでも、発行体ごとに利回りは異なる。

Point1

債券の利回りは、発行体の債務不履行リスク・デフォルトリスクなどの総合的な信用リスクに応じて異なる。

Point2

発行体の総合的な信用リスクが高い(信用力が低い)ほど、利回りは高く、信用リスクが低い(信用力が高い)ほど、利回りは低い。

表面利率と利回りの違い

表面利率(%)は、債券に書かれた金利(クーポン)を表わし、利回り(%)は、投資元本に対する収益の割合(トータルリターン)を年率で表わしたものです。

額面100円、残存期間5年、クーポン5%の債券を100円で購入し、
満期まで保有した場合の表面利率と利回り

額面100円、残存期間5年、クーポン5%の債券を100円で購入し、満期まで保有した場合の表面利率と利回り

額面100円、残存期間5年、クーポン5%の債券を90円で購入し、
満期まで保有した場合の表面利率と利回り

額面100円、残存期間5年、クーポン5%の債券を90円で購入し、満期まで保有した場合の表面利率と利回り

Point1

購入価格と償還価格が同じ場合は、表面利率と利回りは同じになる。

Point2

購入時の債券価格が低く、表面利率が高いほど、利回りは高くなる。
購入時の債券価格が高く、表面利率が低いほど、利回りは低くなる。

信用力による利回りの違い

債券の利回りは、発行体の債務不履行リスク・デフォルトリスクなどの総合的な信用リスクに応じて異ります。

格付の違いにより異なる社債スプレッド

格付の違いにより異なる社債スプレッド

Point1

格付(*)は企業の信用力を表わす。

*格付とは、格付会社(Moody's、S&Pなど)が発行体の債務返済能力(デフォルト率など)を分析して、発行体の信用力をABC等の記号であらわしたものである。AAAの発行体が一番信用力が高く(信用リスクが低く)、Cにいくほど信用力は低くなる。

Point2

社債利回り=国債利回り+社債スプレッド

企業が資金調達をする際には、信用力が高い国債の金利に上乗せ金利(社債スプレッド)を追加して金利を支払う必要がある。
同じ格付でも企業ごとに、年限ごとに、社債スプレッドは異なる。

Point3

同年限なら、企業の格付が低いほど、社債スプレッドは大きい。
同年限なら、企業の格付が高いほど、社債スプレッドは小さい。

景気動向による価格(利回り)の変化

景気動向によって、債券の価格変動には違いが生じます。

国債価格・社債価格と景気の関係

国債利回り・社債利回りと景気の関係

国債利回り・社債利回りと景気の関係

Point1

金利リスクより、信用リスクによる変動幅が大きい。

Point2

景気拡大期は、金利上昇から国債価格は下落するが、信用リスクが薄れることから、社債スプレッドは縮小し、社債価格は上昇する。

Point3

景気後退期は、金利低下から国債価格は上昇するが、信用リスクの高まりから、社債スプレッドは拡大し、社債価格は下落する。

デュレーションと景気の関係

デュレーションと景気の関係

Point1

デュレーションとは、債券投資による利子や元本の平均回収期間を表わす他、金利の変化に対する債券価格の感応度を示す指標である。

Point2

デュレーションは長いほど、価格の変化幅は大きく、短いほど、小さい。

Point3

景気拡大局面では、デュレーションを短くすると、価格の下落を低減できる。
景気後退局面では、デュレーションを長くすると、価格の上昇を享受できる。

為替変動リスク

外貨建て債券に投資する場合には、為替リスクが生じます。為替リスクを回避する方法として、為替ヘッジがあります。

為替ヘッジ有りの投資資産のイメージ
将来の為替レートを1$=99円、ヘッジコスト1円で予約した場合

為替ヘッジ有りの投資資産のイメージ将来の為替レートを1$=99円、ヘッジコスト1円で予約した場合

為替ヘッジ無しの投資資産のイメージ

為替ヘッジ無しの投資資産のイメージ

Point1

為替ヘッジとは、将来の為替交換レートを決めておくことである。

Point2

為替ヘッジには、コストがかかる。

Point3

為替ヘッジをすると、コストはかかるが、将来の為替リスクを回避することで投資資産価値を安定させることができる。つまり、将来の円安による資産の増加は享受できないが、将来の円高による資産の減少がコストのみに限定できる。

Point4

為替ヘッジをしないと、将来の為替変動に応じて、資産価値が大きく変化する。つまり、将来の円安による資産の増加を享受できるが、将来の円高による資産の減少を避けることができない。

債券投資の特徴

債券投資は、様々な債券を景気動向に応じて選択し投資することで、インカムゲインとキャピタルゲインを享受することができます。

債券投資と預金・不動産・株式投資との違い

債券投資と預金・不動産・株式投資との違い

Point1

インカムゲインは、企業がデフォルトしない限り、業績や景気の影響を受けず、着実に積み上がる収益である。(安定した収入)

Point2

キャピタルゲインは、商品の売買による収益である。(流動性を活かした売買益)

Point3

債券は、発行体がデフォルトしない限り利子の支払いや満期に戻る元本が約束されているが、株式は、投資元本が戻る保証がない。ゆえに、株式の価格変動リスクは、債券よりも大きくなる。

個別銘柄投資と投資信託(債券ファンド)との違い

個別銘柄投資と投資信託(債券ファンド)との違い

Point1

分散投資とは、銘柄、地域、通貨、購入時期など分散して投資することで、それぞれのリスクが一極集中しないようにすることである。

Point2

入替投資とは、銘柄の変更、デュレーションの長期化・短期化など、景気動向に応じて収益性を高めるポートフォリオに変更することである。

Point3

債券ファンドを購入した場合は、景気動向に応じて債券を分散投資・入替投資することで、インカムゲインに加えてキャピタルゲインを収益源とする資産運用となる。

債券ファンドの分散投資・入替投資は「投信を知りたい!」を参照